もめぐ

楽しかったのは覚えてるんだけど、何が楽しかったか覚えてない。

親子の上下関係

 

「親に向かってなんて口きいてんだ」

「親に対して何だその態度は」

「親には感謝すべき」

 

これらは日本の常識なわけですが…

個人的な意見としては

感謝され尊敬される親ばかりではないということ。

自然発生的にうまれるありがとうの気持ちを

強制するような人が、

感謝される対象になるのだろうか?

 

親子なら無条件に感謝や愛や尊敬が必要だと

いうのなら、

子供は望んで生まれてきたのではなく、

子作りをして産み落とす選択をしたのは親なのだから、

むしろ子供があなたを親にしてくれている

という感謝が必要なのでは?

 

親だから偉い。

親だから無条件に感謝されるべき。

そんな歪んだ上下関係に

気持ち悪くなるこの頃です。

親に感謝したいと言える人たちは

まっすぐな愛情を受けて親を疑うことなく

育ってきたのだろう。

かくいう私もどちらかといえばそちらより。

でも世の中には

親から愛情を受けられなかった人もいる。

親も人間だから、いろんな人がいるね。

 

自分の好きな異性と過ごしたいから

子供が邪魔と感じる親。

自分の老いが怖くて、

子供が若く美しく成長するのが許せない親。

子供を愛するあまり、

自分の所有物のように限りなく距離が近くて

あれこれ世話焼きな親。

私の周囲に実際にいる親たちだ。

 

個人的には、

友達のような親子の付き合い方もいいとは

思わないけれど…

親子だからこその適度な距離感って

大事だなと思うのです。

そしてそれは子供の成長とともに変わっていく

と思うのです。

 

これから自分が親になる過程で

一番心配なのがこの距離感の取り方。

試行錯誤したい。